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地域主権だからこそ、魅力づくりが必要!!王子動物園、須磨水族園の未来を想う。
さて、このたびは、『地方分権』『地域主権』をテーマに考えたいと思います。
地方分権とは、地方のことは地方で国の関与を受けずに自主的に取り組んでいくので、税源も国を関与せずに直接地方に入れるようにし、地方の自主性を尊重し権限の強化を目指していくという主張です。

したがって、地方の将来は地方で決めることになり、神戸市は、全国の都市との競争に勝ち抜くべく「都市の魅力」の向上に取り組み、国内は勿論、海外からもたくさんの方が訪れたい街KOBEを創り上げていかなければなりません。

そこで、この魅力創造の手始めに「動物園」と「水族園」を神戸空港に集結し、将来の活力ある神戸への第一歩としてはというのがわたくしの考えであります。

王子動物園は、阪急王子公園駅前という非常に好立地にあるのですが、施設の老朽化が喫緊の課題です。他都市の施設で、よく報道されドキュメンタリーのドラマにもなった北海道の『旭山動物園』、いまや来館者数日本一で、日本全国のみならず、最近では韓国や中国などからのツアーの目玉ともなっています。広大な大地としての魅力、北の国ならではの食材を提供できる地域である「北海道」そのものが観光資源ではありますが、札幌から2時間程度移動に要する旭川にあり、決して交通至便な地域ではない『旭山動物園』が全国一の動物園に何故なれたのか、やはり魅力づくりのしかけがしっかりしているからです。水族園にしても同じです。『アクアワールド大洗』が全国屈指の入園者数を確保しています。茨城県東部の海岸沿いにあり、ここも交通至便の地にあるのではありませんが、これまでの水族園では体験できなかったことを取り入れることで、新たな需要を喚起して賑わいをもたらしていることは言うまでもありません。

そこで神戸市の施設に話を戻しますが、『須磨水族園』(年間入園者数110万人国内8位)は、一度大きなリニューアルをしており、アマゾン館やイルカショーなど運営にも工夫はみられますが、トピックスという点で何か物足りないような気がするのです。『王子動物園』(年間入園者数140万人国内5位)も、こどもの目線で動物が間近に見られ、えさを与えることもできるキリン舎の改修など努力はしているのですが、基本的な施設配置や施設運営の理念が何しろ60年前の開設時期のものであり、先ほど申し上げたように施設の老朽化もかなりすすんでいるのが現状です。

これらを払拭し、さらなる魅力をつくっていくには、施設の構造や配置も含め思い切った転換をはかるしかないのです。その意味では、現地で改造するのではなく別の地に移転をするのもひとつの考えで、また、本市財政を取り巻く厳しい環境にも留意するならば、王子動物園の場合一等地にあるのですから、跡地を売却することで多大な財産収入がはいるのです。

旭山動物園やアクアワールド大洗など強豪揃いの観光施設が全国展開されるいわば戦国時代であるからこそ、しっかりとした理念のなかに独自の魅力を築くことが必要であり、それによって全国から注目される神戸の魅力ある観光資源につながるものとなるのです。

そして地の利が活かせれば鬼に金棒ではないかということで、わたしは広大な土地で神戸の活力を産み出す可能性のある神戸空港の地に開設してはどうかと思っております。

神戸空港から一望できる六甲山と神戸港とのロケーションはこのうえない絶景であり、観光客が空港を降りてすぐに市街地に向かういまの流れはまさに『もったいない』という一言に尽きます。市民だけでなく、動物やさかなたちまでもが一同に観光客をおもてなすという世界中にないロケーションを築き、まずは動物たちとのふれあいの中で心を癒していただくとともに、海からの絶景神戸を展望していただくということを空から訪れる神戸観光のテーマとしてはどうかということです。そして絶景の中にある市街地の北野の異人館や元町の南京町を紹介し、続いて六甲山の山上はどうなんだろうということから、六甲山の森林植物園の大改造により来神者を誘導し、その後には有馬温泉でゆっくり過ごしていただくという、この連続性が「神戸観光」そして「神戸という街の魅力」に大きく寄与していくものと思われます。

すぐそこまでやってきている「地域主権」。指を加えて他都市の動向を見るという時代はもう古い考えです。みなさんとともに神戸の魅力づくりに是非積極的に取り組んでいきたい私のおもいをまず申し上げて、ごあいさつとさせていただきます。
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by kitayamaj | 2010-10-22 16:32