人気ブログランキング | 話題のタグを見る
魅力あふれる神戸を世界都市に
魅力あふれる神戸を世界都市に

神戸市は、このたび新しい視点から神戸の魅力を強調し創造していくため、「デザインを生かした・まちづくり」 ― いわゆるデザイン都市創りをするんだと研究し、その考え方をまとめて発表いたしました。

 私から見ると、こんな素晴らしい自然や、街並みを持つ神戸であるのに、この決定は遅きに失したのではないかと思いつつも、神戸の目指す視点としてはまさに時宜にあったプランであると考えています。

 そのテーマとして、(1)都市景観(2)文学(3)映画(4)音楽(5)民族芸術(6)デザイン(7)メディアアート(8)グルメ等々が揚げられております。どの部門をとって見ても、神戸の立派な資格を持つ都市であると思われます。

 なかでも「芸術性」では、4年に1回開催される「神戸国際フルートコンクール」、今年から2年毎に開かれる「神戸ビエンナーレ」、さらに「日本アマチュアシャンソンコンクール」があります。
また、私どもが主催いたします「津軽三味線全国大会inKOBE」も、本年で第4回目を迎え、神戸のステータスの向上に寄与し、デザイン都市神戸の確立のため一翼を担えるものと喜んでおります。

特に、第1回大会は心の網膜に焼き付いております。平成7年1月17日午前5時46分突如襲った大震災は、美しい神戸の街を壊滅状態に陥れました。なかでも長田区の惨状は目を覆いたくなるほど。筆舌に尽くせぬ犠牲を強いられました。それでも人々は助け合い、支え合って、今日の長田を、神戸を、創り上げてきました。辛い記憶は、12年たった今でも思いがけないところで顔を覗かせ、なかなか記憶は薄れません。そういうなかで私たちは、「人々に生きる勇気と希望を持ってもらいたい」という願いを込めて、第1回大会を開催したのです。

太棹に撥を叩きつける津軽三味線は、吹雪の舞い散る寒風の中でさえ聴く人の胸の奥底まで迫り、心を震わせます。その音色のもと、過去への癒しと明日への光明を引き寄せて欲しい。そして、神戸の元気を、復活しつつある神戸を全国の人達に、ぜひ見てもらいたいと願っております。

終わりに、あの大震災で打ちひしがれた、神戸へ、そして長田へ、天皇、皇后両陛下が2度も激励にお越しくださいました。一昨年の宮中歌会始で皇后様は「笑み交わし、やがて涙の湧きいずる、復興なりし街をゆきつつ」と、神戸市民を慮り、元気付けるために御歌を詠んでくださいました。その御心をもう一度かみしめたいと思います。

私は座右の銘、「人が好き、明日が好き、神戸が大好き」の三つの好きで頑張り続けてまいりました。神戸大好き明日のKOBEを創る会を通じて、多くの人々との交流ができ、沢山の勉強もしてまいりました。この貴重な経験と時間を生かし、皆さんとともにさらなる神戸の発展をめざし、この美しいまちを世界遺産に登録するため努力してまいりましょう。

●神戸市会議員 北山順一(新政会)公式サイト。

●北山順一の取り組みについてご意見ございましたら、どしどしお問い合わせ下さい!

▽この記事についてのコメントもお待ちしております。あなたの思いをお聞かせ下さい!
by kitayamaj | 2008-04-03 10:30 | 順ちゃんコラム
<< やさしい街 神戸を目指して 今年の世相は? >>