長田の未来は明るく照らされて!「新長田駅南地区への県市関係機関の移転について」
 昨年9月、井戸兵庫県知事と久元神戸市長から、長田区の将来に大きな影響を与えるであろう、大変喜ばしいニュースが発表されました。県と市が連携して、新長田駅南側の再開発エリアに9~10階建てのビルを建て、その新しいビルにそれぞれの関係機関を共同移転し、そこでは約1千人もの職員が働くとともに多くの来所者が訪れることになる、というニュースです。

 かねてより、「新長田の活性化のためには、県や市の行政機能や施設を誘致してくることが一番である!」と訴えてきた私は、まさに長年の公約が結実し、感無量の想いでした。そして昨年12月には、兵庫県と神戸市それぞれから、税金に関する部署と、県・市営住宅に関する外郭団体などが移転されると発表されました。
 みなさん、想像してください。現在、新長田駅南地区で働く人の数は約3千5百人です。そこに約1千人もの人々が新たに加わるのです。しかも、新しいビルには職員だけでなく、毎日多くの市民も訪れるのです。JR新長田駅から、あるいは地下鉄駒ヶ林駅から、毎朝毎晩、1千人人もの職員が通ってくるのです。昼間には多くの市民も訪れます。職員の多くは新しいビルの周りで昼食を取り、あるいは同僚と一杯飲んで帰り、また多くの訪問者は商店街に立ち寄るでしょう。周辺の商店街をはじめ、新長田駅南地区にある様々な店舗の客が増え、そのにぎわいが街全体に広がることは間違いありません。

 しかし、今回の共同移転により最も期待されるのは、長田区民にとって長年の悲願であった、JR新長田駅への快速電車の停車と東口改札の復活ではないでしょうか。
この問題については、震災前の新長田地区のにぎわいを取り戻し、新たな事業所や住民を新長田に誘致するためには必要不可欠なものだと、私は再三にわたって議会などの場で要望・追及してきました。そして平成22年には、約3万人の署名を添えた「JR新長田駅に関する請願」が神戸市議会において採択され、翌23年には、地元住民と国会議員、市会議員が一体となり、約3万1千人の署名をJR西日本に提出するなど、まさに住民と議会とが手を携えて課題解決に取り組んできました。
 そのような要望に対し、JR西日本はいつも、「JR新長田駅に快速を停車させると、快速の停車駅が5駅連続することになり、大幅にスピードが落ちる。また、ホームの改修や東口改札の復活には莫大な費用が必要である。」と言い訳をしてきました。
しかしみなさん、現在、快速電車が停車しているJR兵庫駅の1日当たりの利用客数は約4万3千人であり、新長田駅とほぼ同じ数字なのです。また、JR兵庫駅が和田岬線への乗換駅であることも快速が停車している理由のひとつですが、JR新長田駅も2つの市営地下鉄(西神山手線・海岸線)が乗り入れる重要結節地点であり、地下鉄2線の利用客数は、和田岬線の利用客数より圧倒的に多いのです。さらに、今回の関係機関の移転により、JR新長田駅の利用客数は1日当たり1千人以上も増えるのです。したがって、JR西日本の言い訳には、もはや何の合理性もありません!

 この問題については久元市長も、私の質問に対する市会答弁の中で、「先頭に立ってJRと交渉する!」と断言されています。今回の共同移転により、確実にJR新長田駅の利用客数は増加します。この共同移転を契機として新長田地区が活性化し、さらなる事業所等の進出が続けば、東口改札の必要性は一層増します。快速停車と東口改札の復活がいよいよ実現します。県・市関係機関の移転完了は平成31年です。改札口の工事期間などを考えると、今すぐにでも市長がJR西日本の社長と直接交渉し、今後の新長田の発展と地元の想いを伝えていただきたい。みなさまの悲願の成就に向け、引き続き市長に訴えてまいります。

 これで新長田は生き返ります!止まっていた時計も再び動き始めます。住民の数は震災前の数字に戻っていましたが、昼間のにぎわいだけは、どうしても取り戻せませんでした。夢のような今回の決定は、「新長田の活性化に力を注ぐ」と力強く宣言されてきた井戸知事と久元市長の熱い想いによるものです。改めてお2人に感謝申し上げます。

 しかし今回、私が最も驚いたことは、県と市が協力して新たな再開発ビルを建設する、ということです。現在、同地区には多くの空き床があります。関係機関移転のニュースを聞いた時、私はてっきり空き床に移転してくるものだと思いました。しかし、実際は新たなビルを建設します。これは何を意味するのか。
 もし県と市の関係機関が空き床に移転してきた場合、にぎわいを取り戻した新長田で新しい店舗を開業しようと計画しても、すでに床は埋まってしまっています。つまり、県と市の関係機関が空き床に入ってしまうと、それ以外の新たな出店、さらなるにぎわいの創出は期待できません。
 一方、新しいビルに県と市の関係機関が入ると、空いている床を目指して、多くの店舗が進出を検討します。やがて空き床も埋まっていくことでしょう。現に、先見の明があるいくつかの企業が、すでに動き出しているとの情報も聞いています。
 みなさんに約束します。新長田の未来は明るく照らされています。新長田の将来にぜひ期待してください。しかし、これで長田区全体の問題が解決したわけではありません。まだ大きな問題を抱える地区が2つ残っています。
                                                                 続く
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by kitayamaj | 2016-02-02 10:59
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